ワーキンググループ(WG)活動報告会(2017年度~2018年度)
概要
1)ステージングWG活動報告
当WGは、2016年夏のテルアビブ大学教授M.G.フリードランダー氏との共同企画「ソクラテス・プロジェクト」以来、しばらく活動を休止していたが、2018年末予定で同氏からのテルアビブ大学への招聘を受け、活動を再開することにした。フリードランダー氏が近年中の上演を試みている團伊玖磨《夕鶴》にちなんで、日本におけるオペラ作曲史/上演史、近現代の邦人作曲家による声や言葉をめぐる議論に焦点を当てる予定。
2)「歌劇の上演状況に関する研究:歌劇場プログラムのデータベース化に向けて」WG活動報告
メーリングリスト上でのやりとりと研究会によるメンバーの研究状況の共有とディスカッションを行なっている。
3)ヴァーグナーWG 活動報告
Wagnerの „Oper und Drama“ (Stuttgart 2008)の第1部VIを62頁から81頁まで読み進め、議論を行った。並行してWagner Handbuch (Kassel 2012)から各回一つずつ記事を選び、内容の要約と議論を行った。なお、18回目のWGでは時間の都合上Wagner Handbuchからの要約および議論のみを行った。
4)バロック・オペラWG活動報告
2017年12月9日のオペラ研究会例会において、モンテヴェルディ生誕450周年記念シンポジウムを開催した。WGメンバーの発表者8名、司会者3名に加え、ゲスト(声楽家2名と伴奏者)による実演を交えたシンポジウムは、後日報告書にまとめ、後援をいただいた総合研究機構へ提出した。
報告者プロフィール
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舘亜里沙 TACHI, Arisa
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東京藝術大学音楽学部楽理科を経て、同大学院音楽研究科にて音楽学の博士号を取得。2008年よりオペラ演出家として活動する傍ら、ワーグナー作品の演出を対象に研究を続ける。現在、帝京科学大学非常勤講師、東京藝術大学音楽学部教育研究助手。
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岡本佳子 OKAMOTO, Yoshiko
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東京大学教養学部附属教養教育高度化機構特任助教。専門は芸術学、ハンガリー文化研究。論文に「バラージュ・ベーラによる舞踊と人形劇の議論ー『劇』(1917年)と『ドラマツルギー』(1918年)を中心にー」『スラヴ学論集』第20号(2017年)、159-175頁など。
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江口大輔 EGUCHI, Daisuke
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早稲田大学法学部准教授。専門はドイツ文学、とくにジャン・パウルおよび初期啓蒙詩学。論文「ジャン・パウル『自叙伝』における作者の固有名」(日本独文学会研究叢書130『固有名と虚構性』、2018)、「J.J.ブライティンガー『批判的詩論』における真理と真実らしさ」(明治大学文学部文芸研究会『文芸研究』第120号、2012)。
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大河内文恵 OKOUCHI, Fumie
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東京藝術大学音楽学部附属音楽高等学校非常勤講師。東京藝術大学大学院音楽研究科博士後期課程音楽学研究領域修了。J.A.ハッセを出発点として、18世紀を中心としたドイツ諸都市のオペラ、教会音楽を研究。「研究ノート:フリードリヒ=アウグスト1世・2世時代におけるザクセン宮廷のオペラ上演」(2016)他。
※プロフィールは発表当時のものです