2020年度11月研究例会(第191回オペラ研究会)

オペラ/音楽劇のキーワーズ

[第15回]

G.V.ローシーの来歴にみる大正期帝劇の舞踊・音楽劇と世紀転換期西欧のバレエ

◇報告者:山田小夜歌

◇日時:2020年11月3日(土)16:30-17:30
◇会場:オンライン開催
◇言語:日本語

概要

大正期日本の帝国劇場では西洋由来の舞踊や音楽劇が多数上演された。演目の中には以前に西欧の劇場やヴァラエティ劇場で上演されたバレエを改作・翻案したと思われる作品も含まれ、帝劇歌劇部の教師として招聘されたイタリア人舞踊家ジョヴァンニ・ヴィットリオ・ローシーの影響が色濃く窺える。本発表では、ローシー来日以前の西欧における上演活動を明らかにすることを通して、彼が関わった帝劇の興行や作品について考察する。
キーワーズ:ジョヴァンニ・ヴィットリオ・ローシー/帝国劇場/ヴァラエティ劇場/英国ロンドン/イタリア/ミラノ・スカラ座

報告者プロフィール

日本女子大学家政学部児童学科助教
昭和音楽大学卒業。お茶の水女子大学大学院人間文化創成科学研究科(表象芸術論領域)単位取得退学。博士(学術)。現在、日本女子大学助教。早稲田大学オペラ/音楽劇研究所招聘研究員。専門は舞踊学。とくに日本および欧米の舞踊史とその比較研究。論文「舞踊家G.V.ローシーとローシー・オペラ・コミック:赤坂ローヤル館での試行錯誤」(2020)、「世紀転換期ロンドンのヴァラエティ劇場におけるバレエ」(2017)など。
※プロフィールは発表当時のものです


開催記録

オンラインによる開催(Zoom使用)
司会:中村良
参加者:25人

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