English follows Japanese
研究発表
1764〜1830年のベルリンにおけるオペラ上演:ドレスデンとの比較から
◇発表者:大河内文恵
◇日時:2020年1月18日(土)16:30-18:00
◇会場:早稲田大学 早稲田キャンパス 3号館 702教室
◇言語:日本語
概要
ベルリンではフリードリヒ二世が1740年に即位すると、翌年から毎年のように宮廷楽長C.H.グラウンを中心にオペラが上演されるようになり、ベルリンにおけるオペラ・セリアの黄金時代が築かれた。七年戦争による1756年からの中断を経て、1764年末の再開後にはどのようなオペラが上演されていたのだろうか。移動オペラ団によるジングシュピールの上演、モーツァルトのオペラの上演など、同時期のドレスデンでの上演と共通する点も多くみられる中、ベルリン独自の劇場事情や政治的事情(フランスの支配など)による相違も存在する。両者を比較することによって、当時のドイツ全般の傾向と各都市の個別傾向とを整理し、ドイツにおける、イタリアオペラ全盛からドイツオペラへの移行の過程を探る。
発表者プロフィール
東京芸術大学音楽学部附属音楽高等学校非常勤講師。東京藝術大学大学院音楽研究科博士後期課程音楽学研究領域修了。音楽学博士号取得。J.A.ハッセを中心に18~19世紀のオペラおよび教会音楽を研究。『ハッセとヴェーバーの間:1765年から1830年までのドレスデンにおけるオペラ上演に関する予備的考察』(東京芸術大学音楽学部附属高等学校研究紀要 2019年2月)など。早稲田大学オペラ/音楽劇研究所招聘研究員。同研究所「バロック・オペラ」WG代表。日本音楽学会会員。
※プロフィールは発表当時のものです
開催記録
司会:萩原里香
参加者:16名
Presentation
◇Presenter: OKOUCHI, Fumie
◇Time and Date: January 18th (Sat.), 2020, 16:30-18:00 (JST)
◇Venue: Waseda University, Waseda Campus, Room 702 of Building 3
◇Language: Japanese
Profile of Presenter
The Music High School Attached to the Faculty of Music, Tokyo University of the Arts, Part-time Lecturer
*As at the date of meeting
Meeting Report
Moderator: HAGIHARA, Rika
There were 16 participants.