浅草のダンス、浅草のバレエー浅草オペラにおける洋舞受容
本シンポジウムは、大正期の浅草オペラにおいて上演された舞踊(バレエ、バレー)に注目するものである。1911年に開場した帝国劇場では、日本人を対象に初めてバレエ指導がなされたが、その養成機関である歌劇部からは、G.V.ローシーの徹底指導により舞踊家が輩出された。また後のローヤル館とあわせ、ローシーから指導を受けた者の多くが浅草オペラにて舞踊を盛り立てた。さらに多くは、その衰退後も舞踊家として活躍した。
本シンポジウムでは浅草オペラにおける舞踊(バレエ、バレー)を中心に、その前史を担ったとも言えるローシーについて、そして浅草オペラ後に展開した活動の場の一つである少女歌劇についても取り上げる。
開催概要
- 期 間:2025 年 3 月 17 日(月)13:30~16:45(予定)13:00開場
- 会 場:早稲田キャンパス26号館5階502教室(対面のみ・事前登録制)
- 参 加 費:無料
- 言 語:日本語
- 主 催:早稲田大学総合研究機構オペラ/音楽劇研究所
- 後 援:早稲田大学総合研究機構
【プログラム】
第1部 開会挨拶 石井道子(早稲田大学 本研究所所長)
基調講演 小針侑起(芸能史研究家)
「浅草オペラ舞踊家によるその後の活動―レビュー界を中心として」
第2部 講演① 山田小夜歌(京都精華大学 本研究所招聘研究員)
「G.V.ローシーが日本に伝えたバレエーイタリア、イギリス時代の実践歴と帝劇での仕事を中心に―」
講演② 杉山千鶴(早稲田大学 本研究所研究所員)
「浅草でバレエを観た」
講演③ 中野正昭(淑徳大学)
「浅草オペラのバレエ場面―オペラ座にみる小松耕輔・石井漠のバレエ演出―」
ディスカッション
閉会挨拶 杉山千鶴
司会:大西由紀(大東文化大学 本研究所招聘研究員)
参加申込み方法
2025年3月13日(木)までに以下よりお申し込みください。
https://forms.gle/yYWN7g4DTiPNp25f9
問合せ先
asakusaopera-sympo[at]list.waseda.jp
※お手数ですが、[at]を@におきかえて入力ください