English follows Japanese
第1部:オペラ/音楽劇のキーワーズ シリーズ第8回(16:30~17:30)
ウィーン芸術週間(Wiener Festwochen)
◇報告者:金山咲恵
第2部:研究発表(17:30~19:00)
新歌劇『白毛女』の研究
◇発表者:孟繁杰
◇日時:2015年7月11日(土)16:30-19:00
◇会場:早稲田大学 早稲田キャンパス 18号館 国際会議場 共同研究室(7)
◇言語:日本語
第2部 研究発表内容
中国の代表的な歌劇である新歌劇『白毛女』は、1945年、延安魯迅芸術学院の賀敬の、馬可らより集団創作されたもので、後に文化大革命中、映画、バレエ、現代革命京劇にもなった。「旧社会は人間を鬼にするが、新社会は鬼を人間にする」というスローガンのもとで共産党の看板文芸作品となったという。今回の発表では、最初に児童歌舞劇・秧歌劇の様相を確認しながら、新歌劇成立の要因が検討された。これにより、中国における伝統戯曲観と、民族的オペラの発展・普及の関連性が示された。次いで、新歌劇『白毛女』に関する話題が述べられた。音楽の特徴を確認したのち、「東北日報」の調査に基づく作品受容がいかなるものであったか、さらに当該の作品が映画、バレエ、現代革命京劇へとどのように展開されていったかについてもあわせて言及がなされていた。こうした考察を通じて、この作品が中国において独自の上演形態を確立してきたことが明らかにされた。
開催記録
2部構成
参加者:15名
質疑応答
『白毛女』の楽譜に関する話題や、日本の創作歌劇との関連性などを中心に、活発な議論が行われた。
Series of “Keywords of Opera and Music Theatre,” No. 8
“Wiener Festwochen“
◇Presenter: KANAYAMA, Sakie
Presentation
◇Time and Date: July 11th (Sat.) 2015, 16:30-19:00 (JST)
◇Venue: Seminar Room 7 in the 18th bldg., Waseda University
◇Language: Japanese
Meeting Report
There were 15 participants.