「次回の研究会」カテゴリーアーカイブ

【開催案内】オペラ/音楽劇研究所 2026年度10月研究例会(第237回オペラ研究会)

Monthly Regular Meeting, October 2026 (237th Meeting of the Opera Research Group)

English follows Japanese

ピナ・バウシュはオペラをいかに読み替えたか──『オルフェオ』から『青ひげ』へ:近藤つぐみ

発表要旨

ドイツのタンツテアターの振付家として知られるピナ・バウシュ(Pina Bausch, 1940-2009)の活動初期は、オペラと深く結びついている。1975年に「ダンス・オペラ(Tanzoper)」として発表したグルックのオペラ『オルフェオとエウリディーチェ』の舞踊化では、歌手とダンサーの役割を分離し、音楽を忠実に再現すると同時にそこに込められた神話的感情の世界を身体によって立ち上げている。他方、2年後の1977年発表の『青ひげ—ベラ・バルトークのオペラ「青ひげ公の城」の録音テープを聴きながら—』は、録音音源の反復やコラージュ的構成によってオペラを解体するとともに、オペラの背後に横たわる「青ひげ」伝承の文化史をも身体化し、彼女のタンツテアター的手法の萌芽を示す作品となった。

本発表では、近年もドイツやフランスで上演されているこれら二作品を比較し、バウシュのオペラ作品との向き合い方がわずか2年間でいかに変容したのかを検討する。振付分析に加えて、1970年代西ドイツの文化的背景とメモリー・スタディーズの議論を参照することで、バウシュにおけるオペラとダンスの融合が、歌唱される悲劇の身体化からオペラという媒体を通じた文化批評へと移行した過程を明らかにしたい。

開催概要
  • 日 時:2026年10月10日(土)16:30-18:00
  • 場 所:早稲田大学西早稲田キャンパス52号館503教室 およびZoom配信
  • 発表者:近藤つぐみ(早稲田大学)
  • 司会者:岡本佳子(神戸大学)
  • 言 語:日本語
  • 主 催:早稲田大学総合研究機構 オペラ/音楽劇研究所
発表者プロフィール

早稲田大学演劇博物館助教。舞踊研究者。2020~2023年度まで舞台芸術アーカイブ+デジタルシアター化支援事業EPAD事務局に携わる。
2024年度より早稲田大学演劇博物館に勤務。同館の2025年度春季企画展「演劇は戦争体験を語り得るのか——戦後80年の日本の演劇から——」企画・構成を務め、同題の編著書を2025年に早稲田大学出版部より上梓。2025年に早稲田大学大学院文学研究科博士後期課程修了。博士(文学)。

 

参加申込み方法

Zoom参加には事前登録が必要です。参加希望者はできるだけ前日の10月9日(金)までに以下のURLから事前登録をしてください。
URL:https://list-waseda-jp.zoom.us/meeting/register/0i9Kxs0CQlyFVp9rhMt_Ew

※Zoom自動登録制です。主催者側からはズーム招待状をお送りしません。(なお飛び入り参加も可能です。)
※ご出席の際フルネームの表示をお願いします。発言時以外はミュートおよびビデオ・オフにしてください。スクリーンショット撮影、録音、録画等は厳にお控え願います。また司会者の指示にしたがってください。

問合せ先

早稲田大学総合研究機構オペラ/音楽劇研究所:https://prj-opera-mt.w.waseda.jp/
e-mail address: operaken-uketsuke[at]list.waseda.jp ([at] = @)
(この例会案内は Facebookと X(旧Twitter)でも発信されます。

※お手数ですが[at]を@に書き換えてお送りください。

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【開催案内】オペラ/音楽劇研究所 小林徹也特別講演会のご案内(第238回オペラ研究会)のご案内

Special Lecture of Tetsuya Kobayashi (238th Meeting of the Opera Research Group)

English follows Japanese

舞台と客席の関係の過去と未来:小林徹也

発表要旨

演じるものと観るものがいれば、そこは舞台と客席となり劇場空間となる。舞台と客席の関係は基本的には対面形や取囲み形を基本としているが、規模や用途、時代により様々な形態が見受けられる。誰が演じ、誰が観ているのか、舞台とは芸術なのかメディアなのか、舞台を取り巻く社会はどのように変化するのか、どこまでが舞台美術でどこからが劇場建築なのかなど、過去の事例をみながら、舞台と客席の関係を連続的に繋ぐのではなく、各時代の多様性と端緒も受け入れ、いくつかのキーワードで結びつけ、見え隠れする舞台と客席の新しい関係の可能性を模索する。

また透視図の技術や、舞台を取り囲む馬蹄形やスレッジの建築技術、更には舞台が客席を取り囲んでしまうイマーシブや、映像やモーションキャプチャー等の先端技術にもふれながら、演じるとは、観るとはという行為そのものの未来も模索する。

開催概要
  • 日 時:2026年11月14日(土)14:00-16:00
  • 場 所:早稲田大学西早稲田キャンパス52号館102教室 およびZoom配信
  • 発表者:小林徹也
  • 所属/役職:株式会社シアターワークショップ 劇場プロデュース部門執行役員
  • 言 語:日本語
  • 司 会:石井道子(早稲田大学)
  • 主 催:早稲田大学総合研究機構 オペラ/音楽劇研究所
発表者プロフィール

1973年東京都生まれ、1996年早稲田大学理工学部建築学科卒業、1998年早稲田大学院理工学研究科建築学科修士課程修了(建築史研究室)、1999年~株式会社シアターワークショップ在籍。公共と民間、公共と民間、小劇場と大劇場まで、数多くのプロジェクトの建設に参画し、新たな舞台と客席の関係や文化施設のあり方を提案し続けている。「19世紀末ドイツ語圏の市立劇場の研究」、「旧帝国劇場の復元研究」(早稲田大学演劇博物の旧帝劇1/50模型製作。早稲田大学演劇博物館企画展「よみがえる帝国劇場展 ―図面・模型を中心として―」2002年など。

実績

帝国劇場(建設中)、Rumah Budaya Indonesia Kaya(建設中インドネシア、ジャカルタ)、立川ステージガーデン、大阪新歌舞伎座、御園座、サンケイホールブリーゼ、COOL JAPAN PARK OSAKA、IMMシアター、吉祥寺シアター、あうるすぽっと、赤坂レッドシアター、早稲田小劇場どらま館、大隈記念講堂(改修)、高崎芸術劇場、茅野市民館等。

参加申込み方法

Zoom参加には事前登録が必要です。参加希望者はできるだけ前日の11月13日(金)までに以下のURLから事前登録をしてください。

URL: https://list-waseda-jp.zoom.us/meeting/register/iQipQi4ST5yeEHAWncTTbw

※Zoom自動登録制です。主催者側からはズーム招待状をお送りしません。(なお飛び入り参加も可能です。)

※ご出席の際フルネームの表示をお願いします。発言時以外はミュートおよびビデオ・オフにしてください。スクリーンショット撮影、録音、録画等は厳にお控え願います。また司会者の指示にしたがってください。

問合せ先

早稲田大学総合研究機構オペラ/音楽劇研究所:https://prj-opera-mt.w.waseda.jp/

e-mail address: operaken-uketsuke[at]list.waseda.jp ([at] = @)
(この例会案内は Facebookと X(旧Twitter)でも発信されます。

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